なぜ連絡帳を書く必要があるのか、何を書くのかを、きちんと理解しましょう。
保育者としてのスキルアップや保護者からの信頼を得ることにつながります。
なぜ連絡帳が必要なのでしょうか?
連絡帳は、保育者と保護者の連携と、保護者の子育て支援のために欠かせないものです。
保育者と保護者の連携とは、保育者は園内の子どもの様子を、保護者は家庭内での子どもの様子を伝え合うことです。よい保育とは、園での生活と家庭での生活がつながっているものです。
たとえば、園で読んだ絵本を家庭でも読んだり、家庭で取り組んでいることを園の遊びにも取り入れたりすることで、園と家庭がつながっていきます。
次に、保護者の子育て支援とは、保育者が保護者の子育てを手助けすることです。子育ては楽しいことばかりではなく、不安や心配もあります。友だちと仲良く遊べているか?
言葉の発達が遅れていないか?というように。保育者は、こうした保護者の気持ちにていねいに寄り添い、応えていく必要があります。また、不安や心配は口頭では言いにくいこともあります。連絡帳を通じて、保護者の気持ちがわかることもあります。
このように、連絡帳は、保育者と保護者が連携し、保護者の子育てを支援するために欠かせないのです。
連絡帳には何を書くのでしょうか?
連絡帳は、保育者と保護者との連携と、保護者の子育て支援に関することを書きます。
保育者と保護者の連携では、園での子どもの生活や遊びの様子を書きます。特に、子どもの育ち(がんばっている姿や成長)がわかるような出来事を書くとよいでしょう。もちろん、行事に関することや明日の持ち物などの連絡事項も書きます。
保護者の子育て支援では、保護者からの相談や質問があれば、これらに対する返事も書きます。特に、保護者の気持ちに寄り添い、工夫や努力を認めるように書くとよいでしょう。