子どもたちの成長を身近で見守ることができるのが保育の現場です。子どもを笑い顔で迎え、子どもに笑顔で迎えてもらえることがやりがいの1つになっています。
保育者の仕事の魅力
実際に保育者として働いている方々に仕事のやりがいについて聞いてみたところ、それ ぞれ思い思いのやりがいがある中、多くの方に共通したのが「子どもの成長を実感できる」ということでした。
例えば、入園当初はお母さんと離れるのが嫌で涙を流していた子 どもや、園の中でもなかなか友だちとうまくかかわれなかった子どもが一緒に生活をして徐々に信頼関係を築いていく中で、いつの間にか身体も心もすくすくと成長し、笑顔があ ふれ思いやりのある子どもになっていく姿をみたときは「この仕事をやっていてよかった な」と実感できるはずです。
そしてそんなやりがいを実感できる中、大人の私たちでも子どもたちの成長からハッと気付かされることもあり、自分自身の人間性や社会性を成長させてくれる仕事でもあると感じることができます。こうしたことは子どもと毎日のように 一緒に過ごせる仕事ならではと感じますし、「保育者」という仕事の魅力の1つと言えるでしょう。
コミュニケーションから生まれるやりがい
また保育者という仕事の大半は人とのかかわりあいです。子どもはもちろん、職場の先 生、保護者などさまざまな場面でコミュニケーションが必要になります。
時にはそれが悩みやストレスの原因になってしまうこともありますが、自分の保育や教えなどについて 「保護者から心から感謝してもらえたとき」や、時間をかけて「信頼関係を築けたとき」など、誰かの役に立ったと実感できたときもやりがいの1つとしてあげられました。
自分が人の役に立っているということを実感できると仕事でのやりがいに直結しますし、やりがいがあることで仕事は楽しくなるものです。笑顔があふれ、まわりや社会の役に立っていると実感できる職業はなかなかあるものではありません。